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小さい頃から、私のお腹はいつもシクシクと痛みがちでした。人より寒がりで、疲れやすく、おならが多め。今思えば「なぜ?」と感じる体質ですが、当時の私にとってはそれが当たり前。特にひどい下痢や便秘ではないものの、お腹には常に違和感がありました。この症状が、後にグルテン不耐症だと判明します。
13歳の時には起立性調節障害で1ヶ月間入院し、回転性のめまいと止まらない嘔吐に苦しむ辛い日々を経験しました。26歳で結婚し、27歳と30歳で二人の息子を出産。子育てに奮闘する中で、自分の体調は二の次になりがちでした。
しかし、41歳の時に潰瘍性大腸炎という難病と診断され、私の人生は大きな転換期を迎えることになります。この病気は、私自身の体について真剣に向き合わざるを得ない状況へと私を導きました。
そして、その後に診断されたのが橋本病です。「軽度だから投薬はなし」と言われたものの、長年にわたる肩こり、めまい、耳鳴り、動悸、倦怠感、イライラ、うつ、便秘、低血圧、貧血、物忘れといった症状に加え、子宮内膜症、角化症、冷え、むくみといった病状にも苦しんでいました。血液検査ではコレステロール値が高く、膠原病の数値も出ており、症状は悪化の一途を辿り、家では横になる時間が増えるばかりで本当に先が見えない状態でした。
改善への執念:私が試したことのすべて
この状況を何とかしたくて、私はとにかく調べまくり、ありとあらゆる改善策を試しました。
巷に溢れる健康情報、民間療法、病院での治療…本当に多岐にわたるアプローチを一つ一つ、自分の体で試していったのです。食生活の徹底的な見直し、特定の栄養素の摂取、生活習慣の改善、メンタルヘルスケアに至るまで、文字通り手当たり次第に、そして藁にもすがる思いで様々なことに挑戦しました。
それはまさに、自分の体という名の迷路の中で、出口を探し続ける旅のようでした。時には期待に胸を膨らませ、時には結果が出ずに落胆し、それでも「きっと良くなるはず」という希望だけを胸に、私は歩み続けました。
次回の記事では、具体的にどのような改善策を試し、何が私の体に変化をもたらしたのか、詳しくお話ししていきたいと思います。私の経験が、同じように体調不良に悩む誰かのヒントになれば幸いです。